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推進とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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推進

「緑化を推進する」などのように使う「推進」という言葉。

「推進」は、音読みで「すいしん」と読みます。

「推進」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「推進」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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推進の意味

「推進」には次の二つの意味があります。

1 ものを前に進めること。
2 物事が目的の状態に向かってはかどるように努めること。(出典:コトバンク)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

推進の意味①「ものを前に進めること」

「推進」の一つ目の意味は「ものを前に進めること」です。

何らかの力を加えることで、物体を前に進めることを意味します。
例えば、乗り物などを前に進めることを「推進」といい、推進するための機構を「推進機」と呼び、推進する力を「推進力」といいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・プロペラをエンジンなどの動力で回転させ推進するのは、飛行機ではよくあるスタイルです。
(出典:国竹泰夫、海野義政、浅井敦司『よくわかる航空力学の基本飛行機はなぜ飛ぶのか? 』)

・成層圏を東へ突進していたボイス号の巨体は、推進機の出力を落とさないままで、突如、速度を緩めた。
(出典:E・E・スミス『三惑星連合軍』)

・爆発的な推進力が、左に開いていた体をノーモーションで右回転させる。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第7巻 -災禍の鎧』)

・数時間のゆるやかな推進で、二隻は一〇〇〇キロの高さにまでのぼった。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 2 2010年宇宙の旅』)

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類語

駆動(くどう)
意味:動力を与えて動かすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

前進(ぜんしん)
意味:前へ進むこと。(出典:デジタル大辞泉)

突進(とっしん)
意味:障害などをものともしないで、どんどん進む。勢いよく前進する。(出典:デジタル大辞泉)

トルク
意味:回転している物体の回転軸の周りに働く力のモーメント。ねじりモーメント。(出典:デジタル大辞泉)

推進の意味②「物事が目的の状態に向かって捗るように務めること」

「推進」の二つ目の意味は「物事が目的の状態に向かって捗るように務めること」です。

この意味では物体ではなく、仕事や計画などが達成するように努めることを意味します。
「緑化推進」や「合理化推進」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・DX推進のために整理すべき事項や要素技術は多岐にわたる。
(出典:野村総合研究所『DX推進から基幹系システム再生まで デジタルアーキテクチャー設計・構築ガイド』)

・働き方改革を推進するのもまた人間です。
(出典:佐渡あまね『働く人改革』)

・その目的だけで開発計画を推進したのではない。
(出典:半村良『石の血脈』)

・合併推進派は、根こそぎと言ってよいほど放逐された。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)

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類語

促進(そくしん)
意味:物事の進もうとする力に更に力を加えること。進捗(しんちょく)をうながしすすめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

進捗(しんちょく)
意味:物事がはかどること。(出典:デジタル大辞泉)

率先(そっせん)
意味:ひとの先に立って事を行うこと。進んで事をすること。(出典:デジタル大辞泉)

遂行(すいこう)
意味:任務や仕事をやりとげること。(出典:デジタル大辞泉)

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