謝礼
「謝礼金」などのように使う「謝礼」という言葉。
「謝礼」は、音読みで「しゃれい」と読みます。
「謝礼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「謝礼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
謝礼の意味
「謝礼」には次の意味があります。
・感謝の気持ちを表すための言葉や金品。また、その金品を贈ること。(出典:デジタル大辞泉)
「謝礼」と似た言葉に「御礼」がありますが、「御礼」は感謝の「気持ちを言葉で伝える」のに対し、「謝礼」は主に「金品で伝える」ことを指す場合が多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今にして百万前後の金を書き写しの謝礼に差し出したということになる。
(出典:高橋克彦『火城』)
・その姿を見た時、わたしは彼が謝礼をくれるためにやってきたのかと思った。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書1』)
・多額の謝礼を渡したのだから、気をつけて持っていってくれるとは思うが。
(出典:星新一『おかしな先祖』)
・ここで馬車を返したが、馬車屋は十二分の謝礼をもらって大喜びであった。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
・しかし彼は、千人隊長がみずから謝礼を渡したいといっていると伝えた。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書1』)
類語
・返礼(へんれい)
意味:人から受けた礼・贈り物に対して行為や品物で報いること。また、その行為や品物。(出典:デジタル大辞泉)
・謝儀(しゃぎ)
意味:感謝の気持ちを表すこと。また、そのための贈り物。謝礼。(出典:デジタル大辞泉)
・礼金(れいきん)
意味:謝礼として支払う金銭。謝礼金。(出典:デジタル大辞泉)
・志(こころざし)
意味:謝意や好意などを表すために贈る金品。(出典:デジタル大辞泉)
・報酬(ほうしゅう)
意味:労務または物の使用の対価として給付される金銭・物品など。(出典:デジタル大辞泉)