証明
「アリバイを証明する」などのように使う「証明」という言葉。
「証明」は、音読みで「しょうめい」と読みます。
「証明」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「証明」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
証明の意味
「証明」には次の意味があります。
・ある事柄、判断、理由などが真実であるか否かを明らかにすること。証拠立てること。しょうみょう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
証拠を立て明らかにするという意味があります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかも彼女はその死亡証明書の人間の名前をそのまま名乗っていたんだ。
(出典:三上於菟吉『黄色な顔』)
・わかりきった過誤をも私は現在の法律では証明することができないのだ。
(出典:平林初之輔『犠牲者』)
・および、死と同時に必ずその医師が呼ばれて死亡証明を書いていること。
(出典:牧逸馬『浴槽の花嫁』)
・もちろん、あなたは自分のものだということの証明はできるでしょうな?
(出典:ポー・エドガー・アラン『モルグ街の殺人事件』)
・それだのに彼の言っていることはこの後者の点だけを証明しているんだぜ。
(出典:ポー・エドガー・アラン『マリー・ロジェエの怪事件』)
類語
・立証(りっしょう)
意味:証拠を示して正当性を明らかにすること。証明すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・実証(じっしょう)
意味:確かな証拠をもって証明すること。事実によって明らかにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・例証(れいしょう)
意味:例をあげて証明すること。また、証拠となる例。(出典:デジタル大辞泉)
・論証(ろんしょう)
意味:物事の道理を証拠をあげて説明もしくは証明すること。また、与えられた判断の真理性を、理由をあげて証明すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・証する(しょうする)
意味:証拠立ててはっきりさせる。証明する。(出典:デジタル大辞泉)