許容
「許容しがたい条件」などのように使う「許容」という言葉。
「許容」は、音読みで「きょよう」と読みます。
「許容」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「許容」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
許容の意味
「許容」には次の意味があります。
・そこまではよいとして認めること。大目にみること。(出典:デジタル大辞泉)
「許容」には「歓迎しているわけではないが、なんとか許せる」というニュアンスがあります。
「許容しがたい条件」は「どうにも受け入れることができない条件」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・許容されているからといって、何をやっても良いということではない。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 11 来訪者編 <下>』)
・人間は、自分が許容できない範囲にあるものを嫌う習性があるのだろう。
(出典:山藍紫姫子『花夜叉』)
・もっと働いている人はたくさんいるだろうが、私としては許容量を超えているのだ。
(出典:群ようこ『飢え』)
・特に今回は自分に原因があるわけだし、多少の理不尽は許容するべきだろう。
(出典:片山憲太郎『電波的な彼女3』)
・たいていのものは許容できるが、どうしても許せないものがあった。
(出典:山本弘『妖魔夜行 悪夢ふたたび』)
類語
・容認(ようにん)
意味:よいとして認め許すこと。認容。(出典:デジタル大辞泉)
・容赦(ようしゃ)
意味:ゆるすこと。大目に見ること。(出典:デジタル大辞泉)
・許す(ゆるす)
意味:不都合なことがないとして、そうすることを認める。希望や要求などを聞き入れる。(出典:デジタル大辞泉)
・許可(きょか)
意味:願いを聞き届け、ある行為・行動を許すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・勘弁(かんべん)
意味:他人の過失や要求などを許してやること。堪忍。(出典:デジタル大辞泉)