親密
「親密な関係」などのように使う「親密」という言葉。
「親密」は、音読みで「しんみつ」と読みます。
「親密」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「親密」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
親密の意味
「親密」には次の意味があります。
・互いの交際の深いこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「非常に親しくて深い関係であること」という意味です。
「親密」は人と人との間柄について言うことが多いですが、人と組織などとの間柄について言うこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・特に親密だった女たちの何人かが、私に電話をかけてきて、すすり泣いた。
(出典:森瑤子『別れ上手』)
・親密な関係を築くには時間が足りていないのも事実である。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 2』)
・父は新聞社に勤めていて、映画館とは親密な関係を持っていたようである。
(出典:三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』)
・彼は彼女との過去の親密を回復しようとしたが、もう時期おくれだった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・こんな事件のあとで二人ともかえって急に親密になったような気がする。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)
類語
・竹馬の友(ちくばのとも)
意味:おさない時からの親しい友だち。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・親身(しんみ)
意味:肉親であるかのように、こまやかな心づかいをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・フレンドリー
意味:友好的であるさま。親しみやすいさま。(出典: デジタル大辞泉 )
・親愛(しんあい)
意味:人に親しみと愛情をもっていること。(出典: デジタル大辞泉 )
・親交(しんこう)
意味:親しく交わること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )