要因
「事故の要因を探る」などのように使う「要因」という言葉。
「要因」は、音読みで「よういん」と読みます。
「要因」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「要因」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
要因の意味
「要因」には次の意味があります。
・物事がそうなった主要な原因。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「主な原因」という意味です。
物事がそうなった主な原因や条件となる要素を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ヨーロッパの分裂の要因はいろいろの面から見ることができるだろう。
(出典:竹内好『近代の超克』)
・もう一つ、「ぼーっとしている」人を増加させた最大の要因があります。
(出典:酒井順子『たのしい・わるくち』)
・残酷な犯罪に走るのに、大きな要因となっているのは、幼児体験である。
(出典:西村京太郎『闇を引き継ぐ者』)
・我々の視野は狭いので、すべての要因を挙げることは不可能でしょう。
(出典:森見登美彦『美女と竹林』)
・彼はニヤリと笑って、二つの要因が考えられるはずだと言うの。
(出典:帚木蓬生『受精』)
類語
・要素(ようそ)
意味:あるものごとを成り立たせている基本的な内容や条件。(出典:デジタル大辞泉)
・素因(そいん)
意味:おおもとの原因。(出典:デジタル大辞泉)
・ファクター
意味:要素。要因。因子。(出典:デジタル大辞泉)
・因子(いんし)
意味:ある結果を成り立たせるもとになる要素。(出典:デジタル大辞泉)
・エレメント
意味:要素。成分。(出典:デジタル大辞泉)