袋叩き
「袋叩きにする」などのように使う「袋叩き」という言葉。
現代では「フクロにする」と略して言うこともあります。
「袋叩き」は、訓読みで「ふくろだたき」と読みます。
「袋叩き」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「袋叩き」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
袋叩きの意味
「袋叩き」には次の意味があります。
・一人または少数の人を大勢で取り囲んで存分にたたくこと。また、大勢の人から集中的に非難されること。(出典:デジタル大辞泉)
「袋叩き」をわかりやすく言うと「大勢の人たち
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これが廊下でなければ、いまごろ包囲されて袋叩きにされていただろう。
(出典:柘植めぐみ,北沢慶,山本弘『妖魔夜行 穢された翼』)
・ここに仕事を求めにやってきたと言ったら、袋叩きに遭うかもしれない。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料XIII Side ColorsIII』)
・そいつを俺たち一同で袋叩きにしてずらかろうとこう考えているんだ。
(出典:正岡容『寄席』)
・被害者は未成年者でもあり、角正が袋叩きにされるのは目に見えている。
(出典:森村誠一『異型の街角』)
・困り者の連中とはいえ、袋叩きにしては、中隊が非難されるだけだろう。
(出典:ロバート・アスプリン『銀河おさわがせ中隊』)
類語
・パンチ(ぱんち)
意味:げんこつで、相手を強打すること。打撃。(出典:デジタル大辞泉)
・殴打(おうだ)
意味:ひどくなぐること。(出典:日本国語大辞典)
・打擲(ちょうちゃく)
意味:打ちたたくこと。なぐること。(出典:デジタル大辞泉)
・打撲(だぼく)
意味:打ったり、たたいたりすること。(出典:日本国語大辞典)
・集中砲火(しゅうちゅうほうか)
意味:ある一点に非難や批判を集中的に向けること。(出典:デジタル大辞泉)