融雪
「融雪剤」などのように使う「融雪」という言葉。
「融雪」は、音読みで「ゆうせつ」と読みます。
「融雪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「融雪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
融雪の意味
「融雪」には次の意味があります。
・雪のとけること。雪をとかすこと。(出典:デジタル大辞泉)
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・バスは融雪水が急流になって流れる川のような道をぐいぐい登ってゆく。
(出典:高田宏『木に会う』)
・融雪期に山へ入るため家を出る時、かれの眼には離れがたい切なそうな光が浮んだ。
(出典:吉村昭『熊撃ち』)
・気温は比較的高いが、太陽が雲に隠されているので、融雪は最小限に抑えられる。
(出典:森村誠一『恐怖の骨格』)
・特に五月の末は、融雪が盛んで、毎日の変化が激しい。
(出典:森村誠一『日本アルプス殺人事件』)
・崑崙山脈の北側の融雪期すなわち春のころにはこれらの水流はほとんど河のように水量を増し黄土層を洗い流すのである。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』)
類語
・雪解(ゆきげ)
意味:雪がとけること。(出典:デジタル大辞泉)
・雪解け(ゆきどけ)
意味:春になって、降り積もった雪がとけること。また、そのころ。(出典:デジタル大辞泉)
・雪消(ゆきぎえ)
意味:降った雪がとけて消えること。また、その時。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・消雪(しょうせつ)
意味:人工的に雪をとかすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・除雪(じょせつ)
意味:降り積もった雪を取り除くこと。(出典:デジタル大辞泉)