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蝶番とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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蝶番

「蝶番が壊れる」などのように使う「蝶番」という言葉。

「蝶番」は、重箱読みで「ちょうつがい」と読みます。

「蝶番」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「蝶番」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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蝶番の意味

「蝶番」には次の二つの意味があります。

1 開き戸や箱のふたなどを自由に開閉するために取り付ける金具。2枚の金属板と1本の回転軸からなり、形がチョウに似るのでいう。丁番。
2  物と物とのつなぎめ。特に、からだの関節。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

蝶番の意味①「 開き戸や箱のふたなどを自由に開閉するために取り付ける金具。2枚の金属板と1本の回転軸からなり、形がチョウに似るのでいう。丁番。 」

「蝶番」の一つ目の意味は「 開き戸や箱のふたなどを自由に開閉するために取り付ける金具。2枚の金属板と1本の回転軸からなり、形がチョウに似るのでいう。丁番。」です。

扉やフタなどについている蝶の形をした金具のことです。
「丁番」とも書きます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・一つの蝶番がとれ、それからもう一つのがとれ、ドアはガタンと倒れた。
(出典:三上於菟吉『株式仲買店々員』)

・寝室の天井の板は、二つの蝶番で、開けたりできるようになっています。
(出典:原民喜『ガリバー旅行記』)

・扉が、不似合いな蝶番の軋む音をたてて開いた。
(出典:はままさのり『青の騎士 ベルゼルガ物語 1』)

蝶番が砂を噛む音をあげて、扉は壁に開いた闇の領土を拡大していった。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター6 D-聖魔遍歴』)

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類語

留金(とめがね)
意味:物の継ぎ目や合わせ目が離れないようにつなぎ留める金具。(出典:デジタル大辞泉)

くびき
意味: (比喩的に用いて) 束縛されているもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

金具(かなぐ)
意味:器具に取りつける金属製の環(かん)、錠、引手、または細工物などの総称。金物。(出典:精選版 日本国語大辞典)

かすがい
意味:鎹。丸鋼,角鋼,平鋼などの棒鋼の両端を直角に折り曲げ,先をとがらせたもの。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

蝶番の意味②「物と物とのつなぎめ。特に、からだの関節。」

「蝶番」の二つ目の意味は「物と物とのつなぎめ。特に、からだの関節。」です。

一つ目の意味から転じて、比喩的に「身体の関節」や「貝殻の連結部分」など意味で使うこともあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・顎の蝶番を両手で強く押えた。
(出典:大藪春彦『黒豹の鎮魂歌 第二部』)

・いまんところ幸いなことに、膝の蝶つがいはつくらねえでもいいからな。
(出典:メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(下)』)

・この左右二枚の貝殼は背部にある二ヶ所の薄い膜の蝶番で連結されてある。
(出典:神田左京『海蛍の話』)

・しかし、それはすべて成功を求める本能という蝶番にかかっているのだ。
(出典:ロレンス/飯島淳秀訳『チャタレイ夫人の恋人』)

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類語

関節(かんせつ)
意味:骨と骨とを連接させる可動性の結合部。周囲を結合組織の膜が包み、内側には滑液が入っていて潤滑油の役をする。(出典:デジタル大辞泉)

仲介(ちゅうかい)
意味:当事者双方の間に立って便宜を図り事をまとめること。なかだち。(出典:デジタル大辞泉)

取次ぐ(とりつぐ)
意味:間に立って、一方から他方へ用件などを伝える。(出典:デジタル大辞泉)

中継(ちゅうけい)
意味:中間でうけつぐこと。なかつぎ。(出典:デジタル大辞泉)

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