虐殺
「住民を虐殺する」などのように使う「虐殺」という言葉。
「虐殺」は、音読みで「ぎゃくさつ」と読みます。
「虐殺」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「虐殺」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
虐殺の意味
「虐殺」には次の意味があります。
・残酷な手段で殺すこと。むごい殺し方。(出典:精選版 日本国語大辞典)
極めて残酷な手段を用いて殺すことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私が思うに、それ以上、仲間が虐殺されるのを見ていられなかったのか。
(出典:梶尾真治『精霊探偵』)
・だから、かれらは毛皮を獲るというだけの理由で虐殺されているのです。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 15 遙かなり銀河辺境』)
・発狂した村人の一人が斧を振って集落の全住人を虐殺していたのである。
(出典:森村誠一『野性の証明』)
・戦場といえばたしかにこの虐殺は信長にとって戦さであったろう。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)
・ゴレク一家が虐殺されたとき、たしかにひとりの子供が難を逃れたのだ。
(出典:エディングス『マロリオン物語1 西方の守護者』)
類語
・惨殺(ざんさつ)
意味:むごたらしい方法で殺すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・殺戮(さつりく)
意味:むごたらしく多くの人を殺すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・嬲り殺し(なぶりごろし)
意味:もてあそび苦しめながら殺すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・皆殺し(みなごろし)
意味:ひとり残らず殺すこと。鏖殺。(出典:デジタル大辞泉)
・蛮行(ばんこう)
意味:野蛮な行為。無教養で乱暴な行い。(出典:デジタル大辞泉)