華やか
「華やかなパーティー」などのように使う「華やか」という言葉。
「華やか」は、訓読みで「はなやか」と読みます。
「華やか」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「華やか」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
華やかの意味
「華やか」には次の意味があります。
・花の咲いたように、はでで、明るく美しいさま。きわだって目立つさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「華やか」をわかりやすく言うと「煌びやかで人目を引く様子」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・手が鳴って、華やかな衣装をつけた女たちが敷居際に次々と手をついた。
(出典:小松左京『日本沈没 b下巻』)
・その華やかな雰囲気を、実は大半が患者の特殊な精神状態から来ている。
(出典:半村良『石の血脈』)
・自分を生んだ頃の父と母との若い華やかな時代をも語るものである。
(出典:永井荷風『虫干』)
・鶏の鳴声までがこの明るい景色を代表したもののように華やかで明るい。
(出典:木暮理太郎『奥秩父の山旅日記』)
・アネモネの花は、その夜の華やかな有あり様さまを見みる勇気もなかったのです。
(出典:小川未明『花と人の話』)
類語
・華美(かび)
意味:はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・晴れ晴れしい(はればれしい)
意味:晴れ渡っているさま。すっきりと明るいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・きらびやか
意味:きらきらときらめいて美しいさま。輝くばかりに見事で、はなやかなさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・華麗(かれい)
意味:はなやかで美しいこと。はでやかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・豪華(ごうか)
意味:ぜいたくで、はでなこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)