英雄
「伝説の英雄」などのように使う「英雄」という言葉。
「英雄」は、音読みで「えいゆう」と読みます。
「英雄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「英雄」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
英雄の意味
「英雄」には次の意味があります。
・才知・武勇にすぐれ、常人にできないことを成し遂げた人。(出典:デジタル大辞泉)
「英雄」を分かりやすく言うと、「飛びぬけて大きな功績を残した人物」という意味です。
英語では「hero」となり、日本でも「ヒーロー」はよく使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして天才として、祖父から聞いた英雄の一人として、父を眺めていた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・一種の英雄崇拝であるが、英雄とは、天皇や軍人や政治家には限らない。
(出典:坂口安吾『天皇陛下にさゝぐる言葉』)
・豐臣家は二世で滅びても、太閤の英雄たることは否定出來ぬではないか。
(出典:桑原隲蔵『秦始皇帝』)
・世の中が真に必要に逼られてゐる大事業を遂行する人物が英雄なのである。
(出典:菊池寛『二千六百年史抄』)
・そこで御承知の英雄達の中で、あなたは 誰を一番えらいと思いますか。
(出典:森鴎外『ファウスト』)
類語
・成功者(せうこうしゃ)
意味:目的を達成した人。多くは、事業などに成功して地位や富を得た人をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・革命児(かくめいじ)
意味:革命をもたらすような新しい仕事や事業を成し遂げる人。(出典:デジタル大辞泉)
・風雲児(ふううんじ)
意味:社会の変動などに乗じて活躍する英雄的人物。(出典:デジタル大辞泉)
・偉人(いじん)
意味:すぐれた仕事をなしとげ、多くの人から尊敬される人。偉大な人。(出典:デジタル大辞泉)
・群雄(ぐんゆう)
意味:多くの英雄。(出典:デジタル大辞泉)