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苦悶とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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苦悶

「苦悶の表情をうかべる」などのように使う「苦悶」という言葉。

「苦悶」は、音読みで「くもん」と読みます。

「苦悶」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「苦悶」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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苦悶の意味

「苦悶」には次の意味があります。

苦しみもだえること。もがき苦しむこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「苦悶」を簡単に言い換えると「とても苦しむこと」という意味です。肉体的、精神的、どちらの苦しみにも使うことの出来る言葉です。

具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・子どもの額からは苦悶の汗が血のしたたりのように土の上に落ちました。
(出典:ストリンドベリ・アウグスト『真夏の夢』)

・男がこんなに苦悶することがあるのかと思われるほどの苦しみでした。
(出典:モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』)

・それが、どうして発表することについて、ああした苦悶があるのだろう。
(出典:菊池寛『無名作家の日記』)

・その苦悶の連続のうちにやがて気を失い、死に至ったのではないかと。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー5 「ナイルの甲虫」殺人事件』)

・だがそういうことは病主人が苦悶を深め行くにつれ却って消えて行った。
(出典:岡本かの子『食魔』)

類語

苦悩(くのう)
意味: 物事を解決しようとして、あれこれ苦しみなやむこと。なやみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

苦渋(くじゅう)
意味:物事がうまくいかずに苦しみ悩むこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

艱難(かんなん)
意味:困難に出あって苦しみ悩むこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

悩乱(のうらん)
意味:なやみ苦しんで心が乱れること。また、人の心をなやまし乱すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・憂慮(ゆうりょ)
意味:心配すること。思いわずらうこと。(出典:デジタル大辞泉)

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