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花曇りとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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花曇り

「花曇りの日」などのように使う「花曇り」という言葉。

「花曇り」は、訓読みで「はなぐもり」と読みます。

「花曇り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「花曇り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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花曇りの意味

「花曇り」には次の意味があります。

春,サクラの咲くころの曇天。冬の鳥が帰るころなので鳥曇りとも。春は移動性高気圧の晴天と低気圧の悪天候との間隔が短いので雲が多い。また日本南岸に前線の停滞することがあり,これも花曇りの原因となる。(出典:百科事典マイペディア)

「花曇り」をわかりやすく言うと「桜が咲く頃の曇り空」という意味です。
冬の鳥が帰る頃なので「鳥曇り(とりぐもり)」ともいいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・唱えながら三条の橋をわたって花曇りの京の町へ入ってゆく旅の僧がある。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)

・陰鬱な花曇りの空の下、イヨの帰る家はどこより暗い雲に覆われていた。
(出典:岩井志麻子『夜啼きの森』)

花曇りの期節が終ると、いつとなし日光の強さがちがって来て、日がのびた。
(出典:宮本百合子『刻々』)

花曇りになったことについて興じているのであろうか。
(出典:松本清張『かげろう絵図(上)』)

・それはすぐに白く透き通り、花曇りの空に吸い込まれていった。
(出典:岩井志麻子『黒焦げ美人』)

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類語

花冷えはなびえ
意味:桜が咲くころの、一時的な冷え込み。(出典:デジタル大辞泉)

余寒よかん
意味:立春後の寒さ。(出典:大辞林 第三版)

春寒しゅんかん
意味:春になってからぶり返した寒さ。(出典:大辞林 第三版)

薄曇りうすぐもり
意味:雲が薄く空をおおい、曇った天気。(出典:デジタル大辞泉)

曇天どんてん
意味:くもった空。くもりの天気。(出典:大辞林 第三版)

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