艶やか
「艶やかな衣装」などのように使う「艶やか」という言葉。
「艶やか」は、訓読みで「あでやか」と読みます。
「艶やか」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「艶やか」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
艶やかの意味
「艶やか」には次の意味があります。
・女性の容姿がなまめかしいさま。美しくて華やかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
女性の見た目が色っぽくて華やかなことを指します。
同じ漢字で艶やか(つややか)と読む場合もありますが、意味は光沢のある美しい様子を意味するため、同じ漢字でも意味は異なります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女が初めて垣間見た異国の世界は透明で艶やかで柔らかい形をしていた。
(出典:池上永一『テンペスト1 若夏の巻』)
・絵里子はドアを開けて艶やかに笑った。
(出典:森村誠一『棟居刑事の断罪』)
・妙音という名のお姫様は容貌が艶やかで、声もきれいである。
(出典:張競『恋の中国文明史』)
・ユウリは弱くはあるけど、艶やかに笑った。
(出典:児玉ヒロキ『イット』)
・けなげにも、ジョセフィーンは、明るく、艶やかに微笑む。
(出典:加瀬俊一『ナポレオン その情熱的生涯』)
類語
・華やか(はなやか)
意味:形や色彩などの、はでに美しいさま。きらびやか。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・きらびやか
意味: 華やかで輝くばかりに美しいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・エレガント
意味:落ち着いて気品のあるさま。優美なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・豪華絢爛(ごうかけんらん)
意味:ぜいたくで、きらびやかに輝き美しいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・華美(かび)
意味:はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。(出典:デジタル大辞泉)