自然災害
「自然災害の多い一年だった」などのように使う「自然災害」という言葉。
「自然災害」は、音読みで「しぜんさいがい」と読みます。
「自然災害」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「自然災害」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自然災害の意味
「自然災害」には次の意味があります。
・地震、台風、火山の爆発、津波などの異常な自然現象が原因となって起こる災害。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「自然災害」とは、自然現象により発生する天災のことで、人命や社会に被害意を及ぼすものです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それらの大半は、社会的な事件や事故、自然災害についてのものだった。
（出典：宮部みゆき『鳩笛草(光文社文庫)』）
・自然災害とは別の、殺傷事件が存在していたことを明確に示す傷跡だった。
（出典：吉村達也『ケータイ』）
・そこには交通事故や自然災害や病気なんかで親をなくした子がたくさんいた。
（出典：石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第5巻 反自殺クラブ』）
・これが 自然災害でないというのなら、なんだというのだろう。
（出典：冴木忍『カイルロッドの苦難 3 愁いは花園の中に』）
・巨大な自然災害に近い、どうにもならない相手なのである。
（出典：ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 外伝 タバサの冒険 1』）
類語
・天災（てんさい）
意味：自然によってもたらされる災害。地震・台風・落雷・洪水など自然現象によって起こり、人為的に避けにくい災害。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・気象災害（きしょうさいがい）
意味：気象現象を主要な原因の一つとする災害。高潮、洪水(こうずい)、山崩れ、山津波、霜害、雪崩(なだれ)、冷害、干害、落雷、通信障害など。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・地震（じしん）
意味：地球内部の急激な変動による振動が四方に伝わり大地が揺れる現象。地殻や上部マントルに蓄積された歪みエネルギーが限度を超えると岩石が破壊され、弾性振動となって放出されて起こる。地震そのものの規模をマグニチュード、その土地における震動の強さを震度で表す。（出典：デジタル大辞泉）
・洪水（こうずい）
意味：降雨，融雪などにより河川の上流の水位が高くなり，流量が急増して下流の水位にのしかかる現象。一般に洪水の伝わる速度は流れの速度より大きい。日本では春の融雪期，梅雨期，秋の台風期に多く，氾濫(はんらん)すると市街地，農耕地などに被害を与える。（出典：百科事典マイペディア）
・暴風（ぼうふう）
意味：一般には激しく強い風。気象学上ではビューフォート風力階級の10を暴風といい，風速は毎秒24.5〜28.4m。気象警報では風速20m/s以上が予想されるとき暴風雨・暴風雪警報が出される。日本付近の暴風の主たる原因としては台風，春・秋のころ日本付近を通過する発達した温帯低気圧，冬の季節風の三つがあげられる。なお，風力階級10を全強風，11を暴風ということもある。（出典：百科事典マイペディア）
