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腰巾着とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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腰巾着

「ガキ大将の腰巾着」などのように使う「腰巾着」という言葉。

「腰巾着」は、「こしぎんちゃく」と読みます。

「腰巾着」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「腰巾着」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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腰巾着の意味

「腰巾着」には次の意味があります。

いつもある人につき従ってそばを離れない者。現在は、多く、目上の人の御機嫌をうかがいながら、つき従っている者についていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

もともとは文字通り、腰につける巾着を指し、金銭や守り札、薬その他の小物を入れます。
このことから、常にだれかの傍らに付き添って歩き、用を足したり、目上の人の機嫌をうかがったりする者を腰巾着というようになりました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・こいつがいるっていうことは、あとの二人は腰巾着たちに決まってる。
(出典:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー-上巻』)

・桑谷の腰巾着となっていつも行動を共にしていたということである。
(出典:森村誠一『花刑』)

・マルフォイの腰巾着だから、あの二人にだったらなんでも話すでしょうし。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 2 ハリー・ポッターと秘密の部屋』)

腰巾着づきでもなんでも自分の行きたいところへ出かけられた。
(出典:島崎藤村『嵐』)

・さらに、その張将軍が腰巾着として連れて来た男もある。
(出典:吉川英治『新・水滸伝(二)』)

類語

金魚の糞(きんぎょのふん)
意味:切れずに長くつながっているさま。大勢の人が、一人の人物にぞろぞろとついて回るさまなどにいう。(出典:デジタル大辞泉)

太鼓持(たいこもち)
意味:人にへつらって気に入られようとする者。太鼓たたき。(出典:デジタル大辞泉)

取巻(とりまき)
意味:人にまつわりついて、機嫌をとること。権勢のある人にこびへつらうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

御側去らず(おそばさらず)
意味:常に主君のそばに仕えている家来。主君の寵愛の厚い側近。(出典:デジタル大辞泉)

鞄持(かばんもち)
意味:上役にへつらい、いつもついて回る者を軽蔑していう語。(出典:デジタル大辞泉)

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