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脇役とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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脇役

「名脇役」などのように使う「脇役」という言葉。

「脇役」は、湯桶読みで「わきやく」と読みます。

「脇役」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「脇役」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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脇役の意味

「脇役」には次の二つの意味があります。

1 映画・演劇などで、主役を助け、引き立たせる演技をする役。
2 中心となる人を補佐し、守り立てる役。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

脇役の意味①「映画・演劇などで、主役を助け、引き立たせる演技をする役。 」

脇役の一つ目の意味は「映画・演劇などで、主役を助け、引き立たせる演技をする役。」です。

主役程、劇の展開に対して主導権を握ることはありませんが、ある程度のセリフや登場回数のある役のことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・あの頃、偏奇館にいて、テレビの脇役として活躍している男もいる。
(出典:西村京太郎『浅草偏奇館の殺人』)

脇役を演じたり、主人公になったりして、登場人物が物語をすすめていく。
(出典:グリム兄弟/塚越敏訳『グリム童話』)

・西部劇によく出てくる脇役俳優に似ていたけれど、名前は思い出さなかった。
(出典:喜多嶋隆『南十字星ホテルにて』)

・そして往々にして、その脇役達のある者が主人公の人気を食ってしまう。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 二重人間スポック!』)

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類語

エキストラ
意味:映画や演劇で、群集などの端役を演ずる、臨時雇の出演者。(出典:精選版 日本国語大辞典)

引立役ひきたてやく
意味:他の人を目立つようにする役。また、その役の人や物。(出典:精選版 日本国語大辞典)

バイプレーヤー
意味:映画、演劇などで、助演者。(出典:デジタル大辞泉)

端役はやく
意味:映画・演劇などで、主要でない役柄。転じて、つまらない役目。(出典:デジタル大辞泉)

脇役の意味②「中心となる人を補佐し、守り立てる役。」

「脇役」の二つ目の意味は「中心となる人を補佐し、守り立てる役。」です。

劇中での脇役の役目から転じて、陰ながら力を貸し支える役目の人のことを表します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

脇役に徹して自分を立ててくれる妻を失った父親は、今度はその役目を娘に求めた。
(出典:日明恩『埋み火』)

・今回の事件に限らず、あの人はこの十四年の間、常に脇役だった。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)

・いや、男性である僕はしょせんは脇役でしかない。
(出典:乾くるみ『イニシエーション・ラブ』)

・ここでは、人の世のやさしい感情は、ただ脇役の位置しか占めていない。
(出典:バルザック/山口年臣訳『ウジェニー・グランデ』)

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類語

内助の功ないじょのこう
意味:陰ながら援助する身内の功績。(出典:デジタル大辞泉)

助役すけやく
意味:人の仕事を助ける役目。主任者を助ける役。(出典:精選版 日本国語大辞典)

助勢じょせい
意味:手助けし、力を添えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

力添えちからぞえ
意味:他人の仕事を手助けすること。力を貸すこと。(出典:デジタル大辞泉)

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