胸騒ぎ
「妙な胸騒ぎがした」などのように使う「胸騒ぎ」という言葉。
「胸騒ぎ」は、訓読みで「むなさわぎ」と読みます。
「胸騒ぎ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「胸騒ぎ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
胸騒ぎの意味
「胸騒ぎ」には次の意味があります。
・心配ごとや悪い予感などのために心が穏やかでないこと。(出典:デジタル大辞泉)
「胸騒ぎ」とは、悪い意味で使う言葉で、胸がどきどきして不安で落ち着かないことを言います。しばしばこの悪い予感は当たることがあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・お文がそれを口にしたということは、何か胸騒ぎでも覚えたのだろうか。
(出典:宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 黒く塗れ』)
・ずっと体の中で渦巻いていた胸騒ぎが耐えられないほどに大きくなった。
(出典:安生正『生存者ゼロ』)
・何がなし、これはたいへんなもんだぞ、という胸騒ぎがしはじめたのだ。
(出典:栗本薫『真夜中の天使1』)
・だが、なぜ、こんな風に胸騒ぎがするのか、自分でも説明できなかった。
(出典:梅原克文『カムナビ(上)』)
・また、胸騒ぎがするような場合、実家に帰られた方がよろしいでしょう。
(出典:佐竹一彦『ショカツ』)
類語
・心騒ぎ(こころさわぎ)
意味:心が落ち着かないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・居ても立っても居られない(いてもたってもいられない)
意味:心がいらだったり興奮したりして、落ち着いていられない。(出典:デジタル大辞泉)
・物思い(ものおもい)
意味:あれこれと考えること。また、思いわずらうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・憂い事(うれいごと)
意味:心配事。悲しいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・動揺(どうよう)
意味:心や気持ちがゆれ動くこと。平静を失うこと。(出典:デジタル大辞泉)