肥満
「健康診断で肥満と判定された」などのように使う「肥満」という言葉。
「肥満」は、音読みで「ひまん」と読みます。
「肥満」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「肥満」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
肥満の意味
「肥満」には次の意味があります。
・からだが普通以上にふとること。(出典:デジタル大辞泉)
基準値以上に太っていることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私は日本の鶏のように肥満していない彼等が、よく飛ぶのを知っていた。
(出典:大岡昇平『野火』)
・その際わたしのいくらか肥満してきたからだは多くの汗の粒を流した。
(出典:ヘッセ/佐藤晃一訳『郷愁』)
・それは飛行機の中で会ったあの肥満した紳士のそれではなかったか。
(出典:北杜夫『怪盗ジバコ』)
・そこにはQ司令が肥満した体躯を持ちあつかい兼ねた様子で立っていた。
(出典:島尾敏雄『出発は遂に訪れず』)
・背は高くなく、肥満体というほどではなかったが、かなりふとっている。
(出典:シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(上)』)
類語
・でぶ
意味:太っていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・小太り(こぶとり)
意味:ちょっと太っていること。太り気味のこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・恰幅(かっぷく)
意味:肉づきを主にしてみた場合のからだのかっこう。かっぽく。かっぽこ(出典:精選版 日本国語大辞典)
・太り肉(ふとりじし)
意味:よく太っていること。肉づきのよいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・肥える(こえる)
意味:人や動物のからだによく肉がついて、太る。からだつきがふっくらとする。(出典:デジタル大辞泉)