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繊毛とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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繊毛

「ミドリムシは繊毛を持つ生物である」などのように使う「繊毛」という言葉。

「繊毛」は、音読みで「せんもう」と読みます。

「繊毛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「繊毛」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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繊毛の意味

「繊毛」には次の意味があります。

細胞表面に密生する、きわめて細く短い毛。鼻腔・気管・気管支・卵管などの表面や、原生動物の繊毛虫類の体表にみられ、運動性がある。(出典:デジタル大辞泉)

「繊毛」という言葉をわかりやすく言うと、「細胞表面にある微細な毛」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・遠目には銀色に輝いて見えたが、実際は黒い下地に無数の繊毛が生えたものだった。
(出典:野尻抱介『太陽の簒奪者 (ハヤカワ文庫)』)

繊毛が風に立ち、花穂の周囲にれて、それから遠い空間に撒開した。
(出典:大岡昇平『野火』)

・的をはずしてこの植物の肌の細い繊毛にさわらないようにね。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 10 竜の貴婦人〔下〕』)

・体中の繊毛が男の意のままにそよぎたち、その動きに遅れまいとなびきつづけた。
(出典:藤堂志津子『熟れてゆく夏』)

・あの赤い花の蕾から、繊毛みたいな糸が伸び、陣十郎の背中に付着しているのだ。
(出典:あの赤い花の蕾から、繊毛みたいな糸が伸び、陣十郎の背中に付着しているのだ。)

・ベンの骨も顔も、赤黒い繊毛運動の下敷きになって、もう見えない。
(出典:影山民夫『ボルネオホテル』)

・極上の、細い柔らかな繊毛に触れているうちに、彼は、初めて自分の肉体が回復するのを感じたのだ。
(出典:川上宗薫『感度の問題』)

・竜馬が巨大な白蛾に見えるのは、このふさふさした繊毛のためだ。
(出典:荒俣宏『帝都物語6』)

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