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経世済民とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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経世済民

「経世済民の道」などのように使う「経世済民」という言葉。

「経世済民」は、音読みで「けいせいさいみん」と読みます。

「経世済民」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「経世済民」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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経世済民の意味

「経世済民」には次の意味があります。

世を治め、人民を救うこと。(出典:デジタル大辞泉)

分かりやすく言うと「政治」のことで、それを重々しく表現した言葉です。
「経済」の語源にもなっています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

経世済民の実事業こそ男児の本懐を果す場であると思ったことをいっている。
(出典:唐木順三『無用者の系譜』)

・だが、学んできた学問は経世済民の学、今日このことあるための読書ではなかったか。
(出典:白石良夫『最後の江戸留守居役』)

・心を無にすることで空を自由に飛んだと言われ、その考え方は経世済民を説いた君子向けのものではなく、感情の起伏を空にすることによって心の平安を得ようと説く、道家独特の思想である。
(出典:仁木英之『僕僕先生』)

・ところが、儒学は経世済民の学であるという。
(出典:海音寺潮五郎『史談と史論(上)』)

・小川尚興は、経世済民を説く徂徠学の系譜につながる学者でもあり、竹俣当綱も藁科松伯もこの系譜につらなり学問の洗礼を受けた。
(出典:藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(上)』)

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類語

経国済民(けいこくさいみん)
意味: 国家を経営し人民を救うこと。経世済民。(出典:精選版 日本国語大辞典)

経綸(けいりん)
意味:国家を治めととのえること。天下を統治すること。また、その施策。(出典:精選版 日本国語大辞典)

経済(けいざい)
意味:人間の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動。また、それらを通じて形成される社会関係。(出典:デジタル大辞泉)

公助(こうじょ)
意味:公的機関が援助すること。特に、個人や地域社会では解決できない問題について、国や自治体が支援を行うこと。(出典:デジタル大辞泉)

政策(せいさく)
意味:政府、政党、団体または個人が公共的な問題について、とるべき方向や態度。方針。一般には政治的問題に限定して用いられる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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