納付
「税務署に納付する」などのように使う「納付」という言葉。
「納付」は、音読みで「のうふ」と読みます。
「納付」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「納付」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
納付の意味
「納付」には次の意味があります。
・官公庁などの公的機関に金品を納めること。(出典:デジタル大辞泉)
国や都道府県、市区町村などの行政機関に金品を支払うことです。
納付には義務を伴う意味が含まれているため、主に税金を支払う際に使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・この納付を避ける目的をもって血族その他に分有又は贈与することはできない。
(出典:豊田穣『革命家・北一輝』)
・あるかどうかわからない未来のための納付なんかは物理的にできるわけがない。
(出典:リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』)
・その超過した土地を国家に納付して、賠償公債の交付を求めることが出来る。
(出典:豊田穣『革命家・北一輝』)
・しかも他の諸庄に比べ、比較的正確に納付されたらしい。
(出典:原勝郎『東山時代における一縉紳の生活』)
・反則告知書と罰金納付書を無言でわし掴みにすると、ふらふらと建物を出た。
(出典:鷺沢萠『海の鳥・空の魚』)
・駅や入市税納付所の職員たちが尋問された。
(出典:ルブラン/野内良三訳『ルパン対ホームズ』)
・約束した日々の納付金を、きちんきちんと支払っております。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
・ただし妥当な納付金をおさめればのことだった。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 3 2061年宇宙の旅』)