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粗品とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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粗品

「粗品を用意する」などのように使う「粗品」という言葉。

「粗品」は、重箱読みで「そしな」と読みます。

「粗品」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「粗品」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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粗品の意味

「粗品」には次の意味があります。

粗末な品物。他人に贈る物をへりくだっていう語。そひん。(出典:大辞林 第三版)

「粗品」は品物に対して「たいしたものではない」というニュアンスを含みます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・アンケートに協力してくれたことへのお礼の粗品という名目だった。 
(出典:柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』)

・直前には、開店記念の粗品としてお客に渡すために、クッキーを大量に焼き、夜を徹して袋詰めした。
(出典:江川紹子『私たちも不登校だった』)

・目的はひとつ、ロケ隊が「迷惑かけました」と配る粗品のタオルである。
(出典:中場利一『さあ、きょうからマジメになるぞ!』)

・御持参の祝いの品というのは、品そのものはそれぞれ粗品ではあったけれども、いずれも殿様のまえへ出しても恥しくないような、昔かたぎの、折り目正しい品々であった。
(出典:ハーン/平井呈一訳『東の国から』)

・いま父との約束を果すために、小包みで粗品お贈りしたから、なにとぞわれわれの意のあるところを汲んで快く納めてほしい。
(出典:横溝正史『不死蝶』)

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類語

寸志(すんし)
意味:心ばかりの贈り物。(出典:大辞林 第三版)

心許(こころばかり)
意味:心の一端を表わしただけであるの意で、へりくだっていう語。気持ばかり。微意。寸志。(出典:精選版 日本国語大辞典)

取るに足りない(とるにたりない)
意味:取り上げるだけの価値はない。つまらない。取るに足らぬ。(出典:大辞林 第三版)

細やか(ささやか)
意味:取るに足らないさま。形ばかりのさま。多く謙遜して用いることが多い。 (出典:大辞林 第三版)

粗末(そまつ)
意味:作りが雑なこと。品質が劣っていること。また、そのさま。(出典:大辞林 第三版)

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