策定
「計画を策定する」などのように使う「策定」という言葉。
「策定」は、音読みで「さくてい」と読みます。
「策定」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「策定」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
策定の意味
「策定」には次の意味があります。
・政策や計画をいろいろ考えて決めること。(出典:デジタル大辞泉)
「策定」はある程度の時間と計画性を要する物事を決める際に使用される言葉です。
類語に「企てる」や「謀る」などがありますが、こちらは悪事などネガティブなニュアンスがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・すでにクーデター計画が秘密裡に策定されつつあるのは承知している。
(出典:半藤一利『日本のいちばん長い日』)
・部下たちと作戦の細部を策定するための大まかな予定表をつくりあげるのに夢中だ。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 1 絆のかたち』)
・第一集団軍の会議が策定した作戦計画を、モスクワが許可したのは当然それ以前のこと。
(出典:半藤一利『ノモンハンの夏』)
・国がこのような計画を策定し決定してゆく過程での住民無視である。
(出典:松下竜一『砦に拠る』)
・あなたとわたしに押しつけられた計画策定委員会の仕事でね。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』)
類語
・企てる(くわだてる)
意味:計画を立てる。計画を試みる。または、実行しようとする。(出典:デジタル大辞泉)
・謀る(たばかる)
意味:計略をめぐらしてだます。たぶらかす。計画・方法などを思いめぐらす。工夫する。(出典:デジタル大辞泉)
・フィックス
意味:日時・場所などを決めること。(出典:デジタル大辞泉)
・画する(かくする)
意味:計画を立てる。企てる。図る。(出典:デジタル大辞泉)
・画定(かくてい)
意味:計画して定めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)