筋金入り
「筋金入りの鉄道ファン」などのように使う「筋金入り」という言葉。
「筋金入り」は、訓読みで「すじがねいり」と読みます。
「筋金入り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「筋金入り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
筋金入りの意味
「筋金入り」には次の意味があります。
・筋金がはいっていること。転じて、身体や思想などが十分に鍛えられていて強固なこと。(出典:デジタル大辞泉)
「筋金入りの鉄道ファン」は「根っからの鉄道ファン」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのような妨害があればあるほど、筋金入りの英雄が誕生してくるのだ。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 3 (三)』)
・木場のことを筋金入りの国粋主義者か何かと勘違いをしているのである。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)
・艦長は、筋金入りの海の男で、海軍魂が服を着ているような人物だ。
(出典:今野敏『宇宙海兵隊ギガース4』)
・そこに立っているのは、パレスチナ・ゲリラの筋金入りの女闘士なのだ。
(出典:山田正紀『贋作ゲーム』)
・高次は漁師の生まれじゃが、アメリカを見てきた筋金入りの船乗りじゃ。
(出典:二宮隆雄『海援隊烈風録』)
類語
・粘り強い(ねばりづよい)
意味:根気強く最後までやりとおそうとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・執念深い(しゅうねんぶかい)
意味:執念の度が強い。しつこく思い込んで、あきらめが悪い。(出典:デジタル大辞泉)
・忍耐強い(にんたいづよい)
意味:苦難をじっとたえしのぶことができる性質である。忍耐力がある。(出典:デジタル大辞泉)
・手強い(てごわい)
意味:なかなか強くて油断できない。(出典:デジタル大辞泉)
・しぶとい
意味:強情で臆するところがない。また、困難にあってもへこたれずねばり強い。(出典:デジタル大辞泉)