穢れ
「穢れ」などのように使う「穢れ」という言葉。
「穢れ」は、訓読みで「けがれ」と読みます。
「穢れ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「穢れ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
穢れの意味
「穢れ」には次の意味があります。
・けがれること。清潔さ、純粋さなどを失うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「穢れ」をわかりやすく言うと「綺麗な状態でなくなること」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私は基督キリスト教でもなく仏教でもない一つの穢れとしての罪を感じていた。
(出典:福永武彦『忘却の河』)
・この穢れは死と絶望を運び、私に近づく者を不幸にしてゆくでしょう。
(出典:乙一『天帝妖狐』)
・今や彼女には、穢れた肉体を夫に捧げるという意識はまったくなかった。
(出典:ケッセル/堀口大學訳『昼顔』)
・年一度の天下祭が不浄の血で穢れたとあっては、まことに以て恐れ多い。
(出典:久生十蘭『平賀源内捕物帳』)
・男でも女でもなく、子供でも大人でもなく、清らかでもなく穢れてもいない。
(出典:山藍紫姫子『色闇』)
類語
・不浄(ふじょう)
意味:けがれていること。また、そのさま(出典:デジタル大辞泉)
・汚れ(よごれ)
意味:汚れた箇所。(出典:デジタル大辞泉)
・汚染(おせん)
意味:汚れること。(出典:デジタル大辞泉)
・不名誉(ふめいよ)
意味:名誉を傷つけること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・屈辱(くつじょく)
意味:屈服させられて恥ずかしい思いをさせられること。(出典:デジタル大辞泉)