稲妻
「稲妻が走る」などのように使う「稲妻」という言葉。
「稲妻」は、訓読みで「いなずま/いなづま」と読みます。
「稲妻」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「稲妻」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
稲妻の意味
「稲妻」には次の意味があります。
・雷放電の際に生ずる電光。稲光(いなびかり)、いなつるびとも。(出典:百科事典マイペディア)
「稲妻」をわかりやすく言うと「雷から放たれる光」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・充分な距離があるときだけその稲妻は走るのよ。
(出典:倉橋由美子『聖少女』)
・川の岸にもう少しというところで、稲妻があたり一面を照らしました。
(出典:ヴェルヌ/金子博訳『二年間の休暇(15少年漂流記)』)
・まるで稲妻のように、探し求めて得られないでいたものを思いだしたのだ。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 ライオンのたてがみ』)
・稲妻が走るたびに、怒りに燃えた海竜が接近してくるのが見てとれた。
(出典:リン・カーター『レムリアン・サーガ/ゾンガーシリーズ(全6巻) 2 ゾンガーと竜の都』)
・それは稲妻のようなもの、我々のままにならぬものなのである。
(出典:新美南吉『童話における物語性の喪失』)
類語
・雷(かみなり)
意味:電光,雷鳴など激しい放電を伴う大気中の電気現象。(出典:百科事典マイペディア)
・雷鳴(らいめい)
意味:かみなりが鳴ること。また、その音。(出典:デジタル大辞泉)
・疾雷(しつらい)
意味:激しい雷。(出典:普及版 字通)
・迅雷(じんらい)
意味:激しい雷鳴。(出典:デジタル大辞泉)
・紫電(しでん)
意味: 紫色の電光。(出典:デジタル大辞泉)