神業
「まさに神業」などのように使う「神業」という言葉。
「神業」は、訓読みで「かみわざ」と読みます。
「神業」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「神業」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
神業の意味
「神業」には次の意味があります。
・ 神のしわざ。また、そのような超人間的な技術や行為。神技(しんぎ)。(出典:デジタル大辞泉)
まるで神様が行っているかのような優れた技術などを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・プロが楽器を演奏するのを素人が見ると、ほとんど神業としか思えない。
(出典:養老孟司『からだを読む』)
・私の答えは自分には全然わからなかったが、いずれも神業だと見えた。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
・こういう神業のようなことをするのは、日本ではこの先生ただ一人。
(出典:久生十蘭『魔都』』)
・言葉一つで、地球上の半分を焦土に変えてしまうほどの、あの神業を。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第7巻』)
・亀の子を半時間も経たぬ内に素早く掴えるという神業を行わねばならない。
(出典:織田作之助『雨』』)
類語
・早業(はやわざ)
意味:すばやく巧みなわざ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・あっと言わせる(あっといわせる)
意味:人の意表を突いて驚かせる。目をみはらせる。(出典:デジタル大辞泉)
・ミラクル
意味:奇跡。神わざ。(出典:デジタル大辞泉)
・奇跡(きせき)
意味:常識では考えられないような神秘的な現象。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・驚異(きょうい)
意味:驚くほど素晴らしい事柄や現象。(出典:デジタル大辞泉)