社員
「気の合う社員がいない」などのように使う「社員」という言葉。
「社員」は、音読みで「しゃいん」と読みます。
「社員」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「社員」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
社員の意味
「社員」には次の意味があります。
・会社の一員として勤務している人。また、社団法人の構成員。(出典:精選版 日本国語大辞典)
会社に所属している人を意味し、会社員などの使い方もされます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・焼き上がったパンは、同じ砦の中にある社員専用の店に運んで行くのだ。
(出典:三浦綾子『海嶺(中)』)
・おちかは心のきまつたふうでまた昨日の社員のところへ出かけて行つた。
(出典:島木健作『第一義の道』)
・社員二十余名で、健康雑誌の編集企画を主な仕事にしている会社だった。
(出典:南木佳士『阿弥陀堂だより』)
・会社のなかでの階級のように、社員の奥さんどうしの階級も形成される。
(出典:呉善花『続 スカートの風』)
・事務の社員たちがこちらを盗み見るようにしていたが気にならなかった。
(出典:奥田英朗『邪魔』)
類語
・職員(しょくいん)
意味:官公庁・会社・学校などに籍を置き、ある職務を担当する人。(出典:デジタル大辞泉)
・局員(きょくいん)
意味:局と名のつく組織の職員。(出典:デジタル大辞泉)
・署員(しょいん)
意味:税務署・警察署など「署」と名のつく役所に勤務する人。(出典:デジタル大辞泉)
・行員(こういん)
意味:《「銀行員」の略》銀行の職員。(出典:デジタル大辞泉)
・店員(てんいん)
意味:商店に勤務している人。(出典:デジタル大辞泉)