社交性
「社交性がある」などのように使う「社交性」という言葉。
「社交性」は、音読みで「しゃこうせい」と読みます。
「社交性」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「社交性」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
社交性の意味
「社交性」には次の意味があります。
・人とつきあうことの好きな、また、じょうずな性質。（出典：デジタル大辞泉）
人付き合いを好み、自分から進んで人と関わっていこうとする性質を意味します。
似た言葉である社会性は、集団生活をする力や社会生活に必要な能力が高いといった意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だが、母后のような社交性も、父帝のように断固としたところも彼にはなかった。
（出典：山下丈『ブルー・ブラッド ―ヨーロッパ王家の現代』）
・だけどそれは彼女の社交性だったのかもしれないし、僕がもっと彼女を理解してあげればよかったのかもしれない。
（出典：尾崎豊『普通の愛』）
・昨日は家についてから着替えて みんなの所へ行ったあたり、俺の社交性の 高さが伺える。
（出典：きゃんでぃそふと『つよきすACT B』）
・そして軽蔑すべきものに対して軽蔑をかくし社交性を発揮することも出来ないけれども。
（出典：宮本百合子『獄中への手紙』）
・第二には、日本人の社交性の乏しさが挙げられるだろう。
（出典：豊島与志雄『風俗時評』）
類語
・如才無い(じょさいない)
意味：気がきいていて、抜かりがない。（出典：デジタル大辞泉）
・懇ろ(ねんごろ)
意味：心がこもっているさま。親身であるさま。（出典：デジタル大辞泉）
・馴染む(なじむ)
意味：人になれて親しくなる。また、物事や場所になれて親しみをもつ。（出典：デジタル大辞泉）
・心を交わす(こころをかわす)
意味：互いに心を通わせる。思い合う。（出典：デジタル大辞泉）
・協調(きょうちょう)
意味：互いに力を合わせて、助け合うこと。利害の相反する双方が、協力して問題を解決すること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
