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礎石とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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礎石

「礎石を据える」などのように使う「礎石」という言葉。

「礎石」は、音読みで「そせき」と読みます。

「礎石」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「礎石」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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礎石の意味

「礎石」には次の二つの意味があります。

1 建物の土台となる石。基礎となる石。いしずえ。
2 物事の基礎。もとい。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

礎石の意味①「建物の土台となる石。基礎となる石。いしずえ。」

礎石の一つ目の意味は「建物の土台となる石。基礎となる石。いしずえ。」です。

わかりやすく言うと「家屋を支えるための土台となる石」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そのすぐ隣に、礎石の幅が二メートル以上もある第二の建物が接している。
(出典:シュリーマン/関楠生『古代への情熱』)

・その東西両塔の礎石は、その間隔百三十五メートルあり。
(出典:会津八一『自註鹿鳴集』)

・昔は、高山城のあったところだが、今は、礎石だけの公園になっている。
(出典:西村京太郎『特急「ひだ3号」殺人事件』)

・岩の中央には、礎石と思われる四角な石が、ところどころに残っていた。
(出典:泡坂妻夫『湖底のまつり』)

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類語

ベース
意味:もとになるもの。基本。土台。(出典:デジタル大辞泉)

基部(きぶ)
意味:土台の部分。ねもとの部分。(出典:デジタル大辞泉)

基礎(きそ)
意味:建造物の荷重を支持し、地盤に伝える最下部の構造物。(出典:デジタル大辞泉)

基底(きてい)
意味:基礎となす底面。立体の底。(出典:デジタル大辞泉)

礎石の意味②「物事の基礎。もとい。」

「礎石」の二つ目の意味は「物事の基礎。もとい。」です。

わかりやすく言うと「ある物事を支える土台となる部分」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この考え方こそ、彼が現在の音楽を生むための礎石だったと思えるのです。
(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)

・それはもう、ともかく近衛内閣のとき、すべての礎石は置かれたわけだよ。
(出典:勝田龍夫『重臣たちの昭和史 下』)

・人類はその嵐の海上に宇宙船を浮かべ、そこを輝ける都市の礎石となした。
(出典:光瀬龍『たそがれに還る』)

・しかしこの忘却は現在の自分に至る重大な潜在的礎石の塁層であったものである。
(出典:山田風太郎『戦中派虫けら日記』)

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類語

根拠(こんきょ)
意味:物事が存在するための理由となるもの。存在の理由。(出典:デジタル大辞泉)

基盤(きばん)
意味:物事を成立させるための基礎となるもの。土台。(出典:デジタル大辞泉)

基本(きほん)
意味:判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと。(出典:デジタル大辞泉)

根本(こんぽん)
意味:物事が成り立っている基礎になるもの。おおもと。(出典:デジタル大辞泉)

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