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硝煙とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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硝煙

「硝煙が辺りに漂う」などのように使う「硝煙」という言葉。

「硝煙」は、音読みで「しょうえん」と読みます。

「硝煙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「硝煙」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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硝煙の意味

「硝煙」には次の意味があります。

火薬の発火によって生じる煙。(出典:デジタル大辞泉)

火薬が化学反応を起こして燃焼するときに出る煙のことをいいます。
爆発や拳銃を撃つときなどで発生します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

硝煙のにおいが辺りに漂うころ、警官は銃を握ったまま、地面に倒れた。
(出典:高橋龍也『痕 ―きずあと―』)

硝煙は見る見る山をなし、敵の砲弾は雨のように彼等のまわりへ爆発した。
(出典:芥川竜之介『少年』)

硝煙を吐き出す拳銃を構え、そこに立っていた。
(出典:古橋秀之『ブラッドジャケット』)

・ベロニカの、薄笑いを浮かべた顔が、硝煙の向こうに見え隠れしていた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』)

硝煙と粉塵で灰色に閉ざされた視界が、いまはこちらの味方になる。
(出典:福井晴敏『川の深さは』)

・不意に冷静になった頭で、征人は血と硝煙にまみれた甲板を見渡した。
(出典:福井晴敏『終戦のローレライ(上)』)

・この硝煙痕はよほどの近い距離でないと付かない。
(出典:松本清張『日本の黒い霧(上)』)

・彼は、手の硝煙反応を消すために、身体を洗い流したんだと思うね。
(出典:西村京太郎『十津川警部「友への挽歌」』)

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