短所
「自分の短所を把握する」などのように使う「短所」という言葉。
「短所」は、音読みで「たんしょ」と読みます。
「短所」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「短所」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
短所の意味
「短所」には次の意味があります。
・劣っているところ。欠点。また特に、人の性質などのよくない面。（出典：デジタル大辞泉）
「短所」とはつまり、「その人の良くないところ」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・おれは自分の長所によって成功し、自分の短所によって滅亡するだろう。
（出典：田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 1 星を砕く者』）
・長所とは基本的な人のよさであり、短所は真剣な反省心の欠落であった。
（出典：田中芳樹『アップフェルラント物語』）
・私が愛を感じている人の短所は、同情をもって見ることができる。
（出典：和辻哲郎『転向』）
・まず第一にあなた御自身にも欠点短所があることをお考え下さい。
（出典：チョーサー／西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』）
・二人は或る間隔を置いて、相手の短所を眺めなければならなかった。
（出典：夏目漱石『道草』）
類語
・難点（なんてん）
意味：非難すべきところ。欠点。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・欠陥（けっかん）
意味：欠けて足りないこと。不備な点。（出典：デジタル大辞泉）
・瑕疵（かし）
意味：きず。欠点。また、あやまち。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・弱み（よわみ）
意味：弱いところ、劣っている点。弱点。また、他人に対して後ろめたいと思っているところ。（出典：デジタル大辞泉）
・引け目（ひけめ）
意味：自分で意識している弱み・欠点。（出典：デジタル大辞泉）
