瞑想
「瞑想により精神集中する」などのように使う「瞑想」という言葉。
「瞑想」は、音読みで「めいそう」と読みます。
「瞑想」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「瞑想」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
瞑想の意味
「瞑想」には次の意味があります。
・目を閉じて深く静かに思いをめぐらすこと。(出典:デジタル大辞泉)
特に、心を落ち着かせ祈りをささげるなど、宗教的な行為としてしばしば行われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・放っておくと、彼はいつまでもそのまま瞑想を続けているような様子だ。
(出典:水野良『ロードス島戦記 1 灰色の魔女』)
・その行為は瞑想へ入るための段階であり、手段でも方法でもなかった。
(出典:新田次郎『槍ヶ岳開山』)
・百合は大きく、瞑想に耽る異国の小さな動物のようにもったりしていた。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK2』)
・ここ数日来友人の許へも行かず、仕事が終れば瞑想に時を過す日が多い。
(出典:北条民雄『孤独のことなど』)
・だれが目撃したにしても、まるで深い瞑想にふけっているような姿だった。
(出典:フリーマン/大久保康雄訳『歌う白骨』)
類語
・黙想(もくそう)
意味:黙って考えにふけること。黙思。(出典:デジタル大辞泉)
・沈思黙考(ちんしもっこう)
意味:沈黙して、深く考えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・観照(かんしょう)
意味:主観をまじえないで物事を冷静に観察して、意味を明らかに知ること。(出典:デジタル大辞泉)
・静思(せいし)
意味:静かに思いをめぐらすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・沈潜(ちんせん)
意味:心を落ち着けて深く思索すること。また、深く没入すること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )