着用
「制服を着用する」などのように使う「着用」という言葉。
「着用」は、音読みで「ちゃくよう」と読みます。
「着用」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「着用」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
着用の意味
「着用」には次の意味があります。
・衣服を身につけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
漢字の通り、着て用いること、衣服などを身につけることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これも特別に指令された如く、彼らはすべて黒一色の衣を着用していた。
(出典:武田泰淳『快楽』)
・出てきたのはよいが少将、驚いたことには陸軍の制服を着用している。
(出典:ドイル/延原謙訳『ドイル傑作集 クルンバの悲劇』)
・車の色に合わせたのだろう、赤シャツと赤いパンタロンを着用している。
(出典:井上ひさし『ドン松五郎の生活』)
・福田は軍服着用のままであり逃亡の意思があったものとは思われなかった。
(出典:大江志乃夫『凩の時』)
・ぼくたちは自分らの居住区で重制装を着用したままの待機を命じられた。
(出典:眉村卓『不定期エスパー5』)
類語
・着る(きる)
意味:衣類などを身につける。からだ全体または上半身にまといつける。着用する。(出典:デジタル大辞泉)
・着衣(ちゃくい)
意味:衣服を身につけること。また、着ている衣服。着服。ちゃくえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・装着(そうちゃく)
意味:身につけること。とりつけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・装備(そうび)
意味:行軍・登山・旅行などで、その目的にかなった服装をしたり、必要な物品をととのえたりすること。また、そのもの。特に軍隊にいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・着服(ちゃくふく)
意味:衣服を着ること。また、着ている衣服。(出典:精選版 日本国語大辞典)