眷属
「神の眷属」などのように使う「眷属」という言葉。
「眷属」は、音読みで「けんぞく」と読みます。
「眷属」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「眷属」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
眷属の意味
「眷属」には次の意味があります。
・従者。家来。配下の者。(出典:デジタル大辞泉)
本来は神や仏の従者を意味する言葉ですが、現在では神や仏だけでなく、なにかに使えている人や動物を「〇〇の眷属」と表します。
あまり使われていませんが、「親族・血縁者」という意味もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・目の前のホロが、実はその神の眷属だと知ったらどう反応するだろうか。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料VI』)
・千坂の娘と結婚して彼も悪魔の眷属になってしまったのです。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(下)』)
・闇の眷属であること、弟であること、それだけがあなたにとっての私の価値なのだ。
(出典:深草小夜子『悪魔の皇子 アストロッド・サーガ』)
・竜の眷属はほぼ例外なく、ブレスと呼ばれる特殊攻撃を持っている。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(下)』)
・彼らはやはり化け物の眷属であったのだ。
(出典:森村誠一『ファミリー』)
類語
・神使(しんし)
意味:神のつかい。(出典:デジタル大辞泉)
・弟子(でし)
意味:師について、学問や技芸の教えを受ける人。(出典:デジタル大辞泉)
・従者(じゅうしゃ)
意味:主人の供をする者。供の者。供人。(出典:デジタル大辞泉)
・一族(いちぞく)
意味:同じ祖先から出た者たち。血のつながりのある者たち。(出典:デジタル大辞泉)
・親族(しんぞく)
意味:血縁関係・婚姻関係のある人々。(出典:デジタル大辞泉)