相互作用
「二人のアイデアの相互作用によって・・・」などのように使う「相互作用」という言葉。
「相互作用」は、音読みで「そうごさよう」と読みます。
「相互作用」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「相互作用」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
相互作用の意味
「相互作用」には次の意味があります。
・互いに働きかけ、影響を及ぼすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「相互作用」という言葉は、ずばり「相互」に「作用」しあう状態であると言えます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ということは、相互作用で知識が生まれるということです。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
・これらの星はごくごくまれに相互作用を起こし、強力に結合した爆発を起こす。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』)
・脳の機能を考える時には、このような感覚と行為が一体となった環境との相互作用を忘れることはできない。
(出典:茂木健一郎『クオリア入門-心が脳を感じるとき』)
・計画の成功は、立案者がうまく相互作用をしてくれるだろうと期待する多くの要因によるのである。
(出典:クイーン/石川年訳『スペイン岬の裸死事件』)
・このふたつの相互作用によってループ界は多様性を取り戻すことになった。
(出典:鈴木光司『バースデイ』)
類語
・互恵(ごけい)
意味:互いに特別の便宜や利益を与え合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・互助(ごじょ)
意味:互いに助け合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・交互作用(こうごさよう)
意味:二つまたは二つ以上の事物がかわるがわる、または両方から同時に他に対して作用を及ぼし合うこと。諸事物間の因果関係、主体と環境との関連などについていわれる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・共存共栄(きょうぞんきょうえい)
意味:二つ以上のものが、争うことなく、ともに生き、ともに栄えること。(出典:デジタル大辞泉)
・相即不離(そうそくふり)
意味:互いに密接に関係して切り離すことができないこと。(出典:デジタル大辞泉)