目論見
「目論見がはずれる」などのように使う「目論見」という言葉。
「目論見」は、「目論」が音読み「見」が訓読みで「もくろみ」と読みます。
「目論見」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「目論見」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
目論見の意味
「目論見」には次の意味があります。
・もくろむこと。また、その内容。計画。企て。(出典:デジタル大辞泉)
「目論見」をわかりやすく言うと「なにかをしようと考えること」です。
また、その考え自体を「目論見」と言うこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・先生は決して自分の目論見を隠していたわけではなかったからね。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
・そういえば、「変わりたい」と言っていた。あれを『変化』と呼ぶのなら、その目論見も成功しているのだろうか。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-21 胡蝶の夢』)
・修道院側の目論見が外れた様が、これ以上ないほどによく見えた、と。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料X』)
・それはまさに、オヤシロさまの目論見通りにことが進んだからなんだよ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 6 罪滅ぼし編』)
・これらの人は運命の目論見を常人よりよりよく理解し得る人だと云はなければならぬ。
(出典:有島武郎『運命と人』)
類語
・目論(もくろん)
意味:物事を行なう方法について、あれこれと計画をめぐらす。たくらむ。企てる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・計画(けいかく)
意味:ことを行なうため、まえもってその方法などを考えること。もくろみ。くわだて。はからい。企画。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・企て(くわだて)
意味:計画を立てること。また、その内容。もくろみ。計画。(出典:デジタル大辞泉)
・計(けい)
意味:はかりごと。計画。(出典:デジタル大辞泉)
・計図(けいと)
意味:くわだてること。計画すること。もくろみ。(出典:デジタル大辞泉)