目撃
「犯人を目撃する」などのように使う「目撃」という言葉。
「目撃」は、音読みで「もくげき」と読みます。
「目撃」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「目撃」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
目撃の意味
「目撃」には次の意味があります。
・直接、目で見ること。目睹(もくと)。(出典:精選版 日本国語大辞典)
実際に目で見ること。見たものを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・川のそばで目撃されたのは、小学校へ行く途中だったということにした。
(出典:乙一『平面いぬ。』)
・変な点もあったが、これまで目撃したことよりひどいわけではなかった。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』)
・ひとりは昨夜宮殿で目撃した、あの緑のマントに砂色のひげの男だった。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語1 予言の守護者』)
・東京の郊外のある省線の駅で、直接彼が目撃した最近の一小事件である。
(出典:岸田国士『日本人とは?』)
・わたしはその場にいて彼の破滅を目撃したいと、どれほど思ったことか!
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 3 金星の独裁者』)
類語
・実見(じっけん)
意味:その場に居合わせて、実際にそのものを見ること。(出典:デジタル大辞泉)
・目にする(めにする)
意味:見る。(出典:デジタル大辞泉)
・目の当たり(まのあたり)
意味:ある事態を目前にしているさま。実際に。(出典:デジタル大辞泉)
・立ち会う(たちあう)
意味:物事の成り行きや結果を見守るため、その場にいる。証人・参考人などとしてその場に臨む。(出典:デジタル大辞泉)
・見る(みる)
意味:目で事物の存在などをとらえる。視覚に入れる。眺める。(出典:デジタル大辞泉)