百発百中
「彼の投球は百発百中だ」などのように使う「百発百中」という言葉。
「百発百中」は、音読みで「ひゃっぱつひゃくちゅう」と読みます。
「百発百中」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「百発百中」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
百発百中の意味
「百発百中」には次の意味があります。
・発射すると必ずあたること。すべて命中すること。転じて、計画や予想などが、すべてねらい通りに運ぶこと。(出典:四字熟語を知る辞典)
百発百中をわかりやすく言うと、何度やっても必ず成功するという意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・未来のことを何か予想したら、百発百中で絶対に外れないし。
(出典:枯野瑛『銀月のソルトレージュ4 扉なき仮宿』)
・そして下から狙撃そげきさせるのだが、これがほとんど百発百中に近かった。
(出典:山田風太郎『忍法破倭兵状』)
・そして、百発百中の射程にはいったと確信したところで立ちどまった。
(出典:バローズ/関口幸男訳『恐怖のペルシダー』)
・日の光の下なら、コボルドごとき、百発百中で氷の矢を命中させる自信があった。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 外伝 タバサの冒険3』)
・むろん、いかに鉄砲が精妙であり、銃手の腕がさえていても、百発百中とはいかない。
(出典:滝口康彦『猿ヶ辻風聞』)
類語
・一発必中(いっぱつひっちゅう)
意味:ただ一度の試みで成功させること。(出典:デジタル大辞泉)
・適確・的確(てきかく)
意味:的(まと)をはずれず確かなこと。間違いの無いこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・確実(かくじつ)
意味:たしかで、まちがいのないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・腕達者(うでたっしゃ)
意味:腕前のすぐれていること(出典:精選版 日本国語大辞典)
・完全無欠(かんぜんむけつ)
意味:欠点や不足がなくて、非のうちどころのないこと。(出典:デジタル大辞泉)