百戦錬磨
「百戦錬磨のつわもの」などのように使う「百戦錬磨」という言葉。
「百戦錬磨」は、音読みで「ひゃくせんれんま」と読みます。
「百戦錬磨」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「百戦錬磨」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
百戦錬磨の意味
「百戦錬磨」には次の意味があります。
・たびたび戦ったり、経験を積んだりして、錬りみがき、鍛えあげられること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
百戦錬磨とは、多くの戦を経験することで、戦術や闘いのスキルが鍛え上げられたことを意味する四字熟語です。一般的な使い方としては、経験豊富でスキルの高い人を表す際に用いられます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それは百戦錬磨を経て来た人間の、容易にものごとを信じない表情であった。
(出典:山崎豊子『華麗なる一族 中』)
・しかも毎日毎日彼女達と言い合っているので文字通りに百戦錬磨である。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ-第2話』)
・こと女性に関しては百戦錬磨の正彦が、思わず心を奪われるほどの美しさだった。
(出典:山本弘,友野詳,高井信『妖魔夜行 深紅の闇』)
・百戦錬磨の彼女が、いつもと勝手がちがうのでややとまどっている。
(出典:森村誠一『夢の原色』)
・だけど、相手は百戦錬磨の吸血鬼の魔法使いの従者を勤めるロボットだ。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
類語
・達人(たつじん)
意味:広く道理に通達した人。学問・技芸に熟達した人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・腕利き(うできき)
意味:技能がすぐれていること。(出典:デジタル大辞泉)
・タフ
意味:頑丈なさま。強い体力と不屈な精神力を備えているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・強兵(きょうへい)
意味:強い兵。強い軍隊。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不屈(ふくつ)
意味:どんな困難にぶつかっても、意志を貫くこと(出典:デジタル大辞泉)