異なる
「異なる意見」などのように使う「異なる」という言葉。
「異なる」は、訓読みで「ことなる」と読みます。
「異なる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「異なる」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
異なるの意味
「異なる」には次の意味があります。
・違いがある。別である。(出典:デジタル大辞泉)
例えば、「先程とは異なる」で「先程とは違う」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・まず第一に私の立場が、プロの作家である現在とは大きく異なっていた。
(出典:吉村達也『逆密室殺人事件』)
・それは多くの可能性をもち、多くの異なる形に形成されることができた。
(出典:ロンドン/山本政喜訳『白い牙』)
・ここで二方の愛を比べてみると、その内容も異なっていることがわかる。
(出典:チャペック・カレル『RUR』)
・若者はまだ支配する地位にはないが、奴隷や女性とは異なる立場にある。
(出典:中山元『フーコー入門』)
・彼らはわれわれと異なる星に生まれた生物であり、いわば異星人なのだ。
(出典:半村良『亜空間要塞の逆襲』)
・自分らと異なった気質の者もいるということを彼らは思いもつかなかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・竜友は、自分たちが他と異なる存在になったことを急速に感じていた。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 8 竜の夜明け〔下〕』)
・長くつづくためには、最初にこんな異なった生活をあまりにやりすぎた。
(出典:レマルク/山西英一訳『凱旋門(上)』)