スポンサーリンク

取扱うとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

取扱う

「丁寧に取扱う」などのように使う「取扱う」という言葉。

「取扱う」は、訓読みで「とりあつかう」と読みます。

「取扱う」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「取扱う」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

取扱うの意味

「取扱う」には次の三つの意味があります。

1 物を動かしたり操作したりする。
2 物事を処理する。とりはからう。担当する。さばく。
3 人を世話する。もてなす。接待する。 (出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

取扱うの意味①「物を動かしたり操作したりする。」

「取扱う」の一つ目の意味は「物を動かしたり操作したりする。」です。

「丁寧に取り扱う」や「機械を取り扱う」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・自己の身体すらもどこまでも自由に取扱うことができるとはいわれない。
(出典:西田幾多郎『善の研究』)

・彼らに共通しているのは、どうやら皆がなにかを取り扱う商人であること。
(出典:三上於菟吉『白銀の失踪』)

・そう君は、この時代に存在しているあらゆる機械を取り扱う事ができるんだ。
(出典:九条公人『戦艦「久遠」の生涯』)

スポンサーリンク

類語

持ち扱う(もちあつかう)
意味:手で持って動かしたり、使ったりする。取り扱う。(出典:デジタル大辞泉)

手順(てじゅん)
意味:手をつける順。事をする順序。だんどり。てつづき。(出典:精選版 日本国語大辞典)

操作(そうさ)
意味:ある目的のために特定の物を一定の手順で動かすこと。特に、器具や機械などを動かして作業すること。(出典:精通版 日本語大辞典)

取扱うの意味②「物事を処理する。とりはからう。担当する。さばく。」

「取扱う」の二つ目の意味は「物事を処理する。とりはからう。担当する。さばく。」です。

「事件を取り扱う」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・重兵衛さんは性的な問題を取扱った話はほとんどしなかったようである。
(出典:寺田寅彦『重兵衛さんの一家』)

・しかしこれらの現象的差別については、ここでは取扱おうとは思わない。
(出典:中野好夫/安野光雅編『悪人礼賛 ―中野好夫エッセイ集』)

・今度は警察がこの事件をどう取扱ってるか、その要点だけをいってみよう。
(出典:三上於菟吉『白銀の失踪』)

スポンサーリンク

類語

切って回す(きってまわす)
意味:中心になって物事を処置する。切り回す。(出典:精選版 日本国語大辞典)

繰回す(くりまわす)
意味:金銭などを、都合をつけてやりくりする。(出典:デジタル大辞泉)

取回す(とりまわす)
意味:仕事などをうまく処理する。きりまわす。(出典:デジタル大辞泉)

取扱うの意味③「人を世話する。もてなす。接待する。」

「取扱う」の三つ目の意味は「人を世話する。もてなす。接待する。」です。

この意味では、主に人に対して使います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼女はどこまでも今までのお大尽さまとして次郎左衛門を取扱っていた。
(出典:岡本綺堂『籠釣瓶』)

・千羽を最もむごく取扱ったのは彼だといっていいかも知れなかった。
(出典:山田風太郎『くノ一紅騎兵』)

・私は乱暴に取扱われはしなかったが、まったく相手にされなかったのである。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)

スポンサーリンク

類語

あしらう
意味:待遇する。人を扱う。応対する。現在では、いいかげんに他を待遇するの意が強い。(出典:精選版 日本国語大辞典)

接待(せったい)
意味:客をもてなすこと。もてなし。(出典:デジタル大辞泉)

遇する(ぐうする)
意味:人をもてなす。待遇する。(出店:デジタル大辞泉)

タイトルとURLをコピーしました