留意
「健康に留意する」などと使われる「留意」という言葉。
「りゅうい」と読みます。
「留意」という言葉は、ニュースを見ていたりするとたまに耳にすると思います。
しかし説明しようとすると少し難しいかもしれません。
この記事では「留意」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
留意の意味
「留意」には次の意味があります。
・ある物事に心をとどめて、気をつけること。(出典:デジタル大辞泉)
心に止める、気をつけることを「留意する」と言います。
「師匠に言われたことを留意する」で「師匠に言われたことを心に留める、気をつける」という意味になります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・私が不思議なのは、彼らが死傷者を出さないように留意していることだ。
(出典:五十嵐貴久『TVJ』)
・このすべてがたった五日間の出来事であることにご留意ください。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』)
・それまで以上に真剣に、マーナのぬいぐるみを配置する場所に留意する。
(出典:伏見健二/高井信/山本弘『妖魔夜行 魔獣めざめる』)
・その点を留意して、互いにひどい傷を負わせないよう戦ってください。
(出典:小沢淳『ムーン・ファイアー・ストーン2 銅の貴公子』)
・私はこれから何年生きられるかわからないが、健康には十分留意するつもりだ。
(出典:吉村昭『法師蝉』)
・国家さへも労働者の境遇を改善することに留意し初めたのである。
(出典:葉山嘉樹『工場の窓より』)