理論
「理論的には可能である」などのように使う「理論」という言葉。
「理論」は、音読みで「りろん」と読みます。
「理論」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「理論」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
理論の意味
「理論」には次の意味があります。
・個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系。また、実践に対応する純粋な論理的知識。(出典:デジタル大辞泉)
分かりやすく言えば「いくつもの個別の事柄を、ひとまとめに説明するために、知識を整理し取りまとめたもの」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この新しい理論を完全に理解する事はそう容易な事ではないだろう。
(出典:寺田寅彦『春六題』)
・よく調べたことはないけれど、理論上では存在するらしいんだよね。
(出典:諸口正巳『不死身のフジミさん 殺神鬼勧請』)
・科学が提供する理論は種々の政策によって利用されることがあり得る。
(出典:ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』)
・理論的な研究をするには本や雑誌新聞を読む必要があると考えられる。
(出典:戸坂潤『世界の一環としての日本』)
・だが文化の理論の最も活動的な内容は、当然現実の諸文化の批評である。
(出典:戸坂潤『クリティシズムと認識論との関係』)
類語
・セオリー
意味:理論。学説。仮説。(出典:大辞林 第三版)
・理屈(りくつ)
意味:物事がそうなる理由。ことわり。(出典:大辞林 第三版)
・定理(ていり)
意味:公理に基づき、論証によって証明された命題。また特に、重要なもののみを定理ということがある。(出典:大辞林 第三版)
・学説(がくせつ)
意味:研究に基づいて独自にまとめられた学問上の考え。(出典:デジタル大辞泉)
・原理(げんり)
意味:事物・事象が依拠する根本法則。基本法則。(出典:デジタル大辞泉)