献立
「献立を考える」などのように使う「献立」という言葉。
「献立」は、音読みで「こんだて」と読みます。
「献立」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「献立」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
献立の意味
「献立」には次の意味があります。
・食卓に出すべき料理の種類や順序。またそれを記した品書(しながき)(献立書(こんだてがき)、献立表)をいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
わかりやすく言うと「献立」とは「食事のメニュー」や「メニュー表」のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自殺しようとしていたら、向こう一週間分の献立表など作らないという。
(出典:飛鳥部勝則『バベル消滅』)
・不遜ふそんながら、今日は尊敬する先生の一人宴会の献立を真似してみました。
(出典:南條竹則『酒仙』)
・そうすれば、座ったとたんに献立を説明する手当ては不要になるだろう。
(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)
・普通のレストオランへ行っても、数種の野菜の皿が、献立の中にある。
(出典:獅子文六『食味歳時記』)
・夕食の献立を決めるんですけど、志貴さん食べたいものがありますか?
(出典:奈須きのこ『月姫 琥珀』)
類語
・メニュー
意味:料理の品目を示した表。(出典:デジタル大辞泉)
・品書(しながき)
意味:品物の名を並べ書くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・膳立て(ぜんだて)
意味:膳の上に食器・料理を並べること。また、膳を据え並べること。(出典:デジタル大辞泉)
・賄い(まかない)
意味:食事や宴の用意をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・料理(りょうり)
意味:食物として口に合うように材料を整え加工すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)