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猫かぶりとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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猫かぶり

「あの子は猫かぶりだ」などのように使う「猫かぶり」という言葉。

「猫かぶり」は、訓読みで「ねこかぶり」と読みます。

「猫かぶり」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「猫かぶり」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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猫かぶりの意味

「猫かぶり」には次の意味があります。

・ 本性を包み隠して、表面おとなしそうに見せること。あるいは知らないふりをすること。また、その人。ねこっかぶり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「猫かぶり」を全て漢字で書き表すと「猫被り」となります。そのため辞書などでは「猫被り」と表記されていることもあります。「心のうちを隠して、周りからよく見えるように振る舞うこと」という意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ロッソは私の恋人を猫かぶりだと言い、私は彼の恋人を娼婦だと言うだろう。
(出典:スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』)

・叔父には姉弟の猫かぶりの表情しか見えなかったのである。
(出典:コクトー/佐藤朔訳『恐るべき子供たち』)

・こいつはこの猫かぶりを合宿中ずっと続けるつもりなのか?
(出典:谷川流『3 涼宮ハルヒの退屈』)

・ところがそれを聞いた桐乃は、いつもの猫かぶり声で答えた。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第4巻』)

・やつらは、今は猫かぶりに服従しておるが、誰もが胸に一物かくし持っておる。
(出典:堀和久『春日局』)

類語

曲者(くせもの)
意味:表面には現れていない何かがありそうで、油断できないこと。(出典:デジタル大辞泉)

食わせ者(くわせもの)
意味:表面はさりげなく見せて、実は油断のならない者。(出典:デジタル大辞泉)

山師(やまし)
意味:詐欺師。いかさま師。(出典:デジタル大辞泉)

・偽善者(ぎぜんしゃ)
意味:偽善を行なう人。偽善家。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ぶりっ子(ぶりっこ)
意味:いい子ぶる、かわいい子ぶるなど、それらしい振りをする女の子。また、わかっているのに上品ぶって知らない振りをする女性。かまとと。(出典:デジタル大辞泉)

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