犯行
「犯行を自供する」などのように使う「犯行」という言葉。
「犯行」は、音読みで「はんこう」と読みます。
「犯行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「犯行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
犯行の意味
「犯行」には次の意味があります。
・ 犯罪行為。法令に違反した行為。(出典:精選版 日本国語大辞典)
法的に罰せられる行為を行うことを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・お互いに罪を逃れようと、自分の犯行ではないと主張しているのである。
(出典:上野正彦『死体は知っている』)
・犯人と、犯行の動機について考えられる可能性は、三つしかないようだ。
(出典:ハメット/砧一郎訳『コンティネンタル・オプ』)
・そこで僕は犯行はおそらく六時前後におこなわれたのだろうと思うのだ。
(出典:浜尾四郎『殺人鬼』)
・私は犯人が私の帰るまでこの犯行を行うことがないだろうと考えていたのです。
(出典:坂口安吾『不連続殺人事件』)
・難しいのは殺人を行うことではなく、犯行の痕跡を消し去ることなのだ。
(出典:フロイト/渡辺哲夫訳『モーセと一神教』)
類語
・罪(つみ)
意味:広くは法律的、道徳的、または宗教的な規範に反した行為すべてをさすが、とくに宗教的な意味での背反行為を、法律上の犯罪などから区別して「罪」ということがある。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・犯罪(はんざい)
意味:罪をおかすこと。法にふれること。また、その罪。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・罪過(ざいか)
意味:罪とあやまち。罪。あやまち。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・凶行(きょうこう)
意味:人・傷害などの凶悪な行為。(出典:デジタル大辞泉)
・罪咎(ざいきゅう)
意味:つみととが。罪科。(出典:デジタル大辞泉)