燦然
「燦然と輝く」などのように使う「燦然」という言葉。
「燦然」は、音読みで「さんぜん」と読みます。
「燦然」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「燦然」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
燦然の意味
「燦然」には次の意味があります。
・きらきらと光り輝くさま。また、はっきりしているさま。鮮やかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
「燦然」をわかりやすく言うと「明るく輝くさま」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私を守護する運命の星はいつもと同じように私の頭の上に燦然と輝いている。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』)
・ペルシダーの真昼の太陽の燦然たる光に徐々になれるまでそうしていた。
(出典:バローズ/佐藤高子訳『戦乱のペルシダー』)
・それがただ外部の燦然たる衣裳によってつつまれているだけなのです。
(出典:キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』)
・彼の人間らしい心は、その死床に於て、燦然として輝いたではないか。
(出典:菊池寛『真珠夫人』)
・彼は燦然たる生命の磁力の糸を、唯ひとつの言葉で断ち切つてしまつた。
(出典:リラダン『殘酷物語』)
類語
・玲瓏(れいろう)
意味:玉などが透きとおっているさま。また、明るく光り輝くさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・燦爛(さんらん)
意味:光り輝くさま。また、華やかで美しいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・爛々(らんらん)
意味:光りかがやくさま。また、鋭く光るさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・煌々(こうこう)
意味:光り輝くさま。きらきら光るさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・燦々(さんさん)
意味:太陽などが明るく光り輝くさま。彩りなどの鮮やかで美しいさま。(出典:デジタル大辞泉)